Clematis armandii (Clematis armandi, Franch. 1885)

Clematis armandiは、園芸でClematis armandiiとも綴られる植物の受容名です。東アジア原産のキンポウゲ科の常緑つる植物で、春に前年までの枝から香りのある花を咲かせます。

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学名Clematis armandi
目Ranunculales

Clematis armandii, Armand clematis と Evergreen clematis

基本情報
毒性
注意 : 人(子どもを含む) · 有毒 : 猫, 犬 と 馬
管理の難易度
中程度
植物タイプ
観賞植物 · 屋外植物 · 鉢植え植物 · 有毒植物 · 送粉者を呼ぶ植物
葉の性質
常緑
寿命
多年草
原産国
中国ミャンマー北部
自生環境
林縁、低木の茂み、林のある斜面、風を避けた庭。丈夫な支え、水はけのよい土、涼しい株元が必要
環境への効果
香りのある春の花に送粉昆虫が訪れる常緑葉で風を避けた壁を覆える
季節性
開花期
春
生育
休眠
冬季休眠
生育速度
6/10
成熟までの期間
支えと水が十分なら2~3生育期でよく覆う
増やし方
挿し木, 取り木
気候と水やり
温度
耐寒性
耐風性
中程度。冷たく乾いた風で常緑葉が傷む
湿度
40–75 %
水やり
ごく少量
少なめ
普通
多め
非常に多い
耐乾性
いいえ
用土
土壌pH
土壌タイプ
水はけのよい土, 肥沃な土
塩類土壌
耐えられない
光と置き場所
日照条件

日なた

朝か夕方を中心に、1日数時間の直射日光に当てます。

穏やかな日なたか明るい半日陰。株元を涼しく保ち熱気を避ける
屋外
日なたのボーダー, 日陰のボーダー, コンテナガーデン, パティオ
鉢
底穴のある大鉢
形態
高さ250–600 cm株張り120–300 cm
葉
緑
花
白ピンク大きさ4–7 cm
樹形・草姿
Clematis armandi:原産地と利用法 — 樹形・草姿 1

世界の分布

POWOはClematis armandiを、中国中部・南部からミャンマー北部原産の受容種とし、温帯生物群系のつる植物としています。園芸表記Clematis armandiiも庭で広く使われます。

  • 原産2
  • 中国中部・南部
  • ミャンマー北部

六角形:植物が見られる地域。緑の点:原産分布域。2

基本情報と学名

Clematis armandi Franch.は、キンポウゲ科センニンソウ属の受容された種です。POWOは本種を独立した種として扱います。常緑のつる植物として園芸でよく見られるClematis armandiiという綴りも、この種を指す名前として理解できます。属全体の名前と混同せず、種として区別することが大切です。 2 4

Armand clematis、Evergreen clematisという英名もあります。armandiiの綴りは、園芸書や品種ラベルで今も広く使われています。Clematis armandiiは調べる際にも役立つ園芸上の表記で、Clematis armandiがここでの受容名です。二つの綴りを結び付けて理解すると、流通名と植物学上の名前の違いが分かります。 1 3

センニンソウ属Clematisはクレマチス類全体を指しますが、本種はその中の常緑で春咲きの植物です。ヴィチセラ系や大輪雑種とは、剪定や耐寒性の考え方が異なります。属の一般的な性質だけでなく、この種の特徴を踏まえて育てます。 8 7

見分け方

光沢のある緑色の常緑葉が大きな特徴です。葉は革質で、落葉性のクレマチス類よりも密に茂ることがあります。つるは格子、ワイヤー、パーゴラ、支えとなる低木へ導けますが、支柱が弱いと枝の重みや広がりを受け止めにくくなります。 6 7

春には、すでに形成された枝に花を咲かせます。花は通常、白から淡い桃色で香りがあり、集散花序につきます。常緑のつる植物として選ばれるのは、葉による目隠し、香り、早い時期の花を兼ね備えるためです。 7 2

冬ごとにすべての葉を落とす株や、その年の新枝に遅い季節になって咲く株は、本種ではない可能性があります。C. armandiは風を避けられる場所を好み、根が健全でも冷たい風で傷むことがあります。

栽培と剪定

ほかのクレマチス類と同じく、つるの先には光を当て、株元には涼しさと適度な湿り気を保ちます。常緑葉を守る配慮も必要です。日当たりのよい壁際でも、土が乾いて高温にならなければ適します。薄いマルチや背の低い多年草は、表面だけの水やりよりも湿度を安定させます。 6

支えは植え付け時から用意します。穏やかな気候では構造物を速く覆うことがあります。若いつるは柔らかい一方で折れやすいため、木質化した枝を無理に曲げるより、少しずつ誘引する方法が適しています。 7

剪定はグループ1のクレマチスとして行います。花後に枯れ枝を取り除き、邪魔になる枝だけを短くします。晩冬に習慣的に強く切り戻すと、旧枝に準備された花芽を失うことがあります。属全体に同じ剪定方法を当てはめないようにします。

鉢では深さと安定性のある十分な容積、水はけ、春の継続的な水やりが必要です。地植えでは肥沃で水はけのよい土を好みます。単に冬が涼しいことより、株元の冷たい過湿、乾いた風、熱くなる壁が負担になります。 2

植え場所では、花を咲かせる明るさ、葉を守る風よけ、成長を止めない株元の涼しさを両立させます。高温になりやすい壁面では、耐寒性だけを頼りにせず、土に水分を保てる状態をつくり、薄くマルチを施します。 6 2

毒性と安全

毒性への注意はセンニンソウ属に準じます。ASPCAはクレマチス類を犬、猫、馬に有毒とし、刺激成分のプロトアネモニンと、摂取後に起こり得る消化器症状を挙げています。 5

家庭の庭で常に緊急事態を心配する必要はありませんが、動物に若いつるをかじらせないようにします。樹液で刺激を感じる場合は手袋を使い、剪定くずを好奇心の強い動物の届く場所に置かないことが大切です。 5

家庭で食用にする植物ではありません。クレマチス類に関する歴史的な利用や薬用の記述を、そのまま家庭での使用方法と考えないようにします。本種は、見分け方、育て方、安全性を踏まえて観賞用に楽しむ植物です。

常緑のつる植物としての特徴

Clematis armandiiという園芸上の表記は、常緑の特定種を示します。受容名Clematis armandiと対応させて理解することができ、綴りが違うからといって別種と考える必要はありません。 2 3

香りのある常緑つる植物を探す際は、名前とともに性質を確かめます。本種は花後に剪定し、風を避けた場所で育てます。アイビーや非常に旺盛なスイカズラ類と同じ強健さを期待するのではなく、この種に合う条件を選ぶことが大切です。 6 5

属名Clematisだけでは、常緑性や春咲きといった本種の主要な特徴が伝わりません。古くからの園芸表記を受容名と併せて知ることは、クレマチス類全体の性質と種ごとの違いを分けて理解する助けになります。

種としての学名を軸に、園芸で使われる別表記を併せて確認すると、分類と身近な栽培の知識がつながります。Clematis armandiとClematis armandiiの対応を知ることで、ラベルや園芸書の表記が異なっていても同じ植物の情報をたどれます。 1 4

新しい園芸資料でClematis armandiiという綴りに出会ったときも、Clematis armandiとの対応を確認できます。別の植物と取り違えず、同時にセンニンソウ属全体との違いも保って理解するための手がかりです。 3

主な参考文献

よくある質問

Clematis armandiとClematis armandiiは別の植物ですか?

ここでは同じ種を指します。園芸で使われるClematis armandiiの表記は、受容名Clematis armandiに対応します。

常緑のクレマチスですか?

はい。適した気候では常緑ですが、乾燥した霜、風、厳しい冬によって葉が傷むことがあります。

グループ3と同じように剪定しますか?

いいえ。すでに形成された枝に春の花が咲くため、冬の強い剪定で花芽を失うことがあります。

動物に有毒ですか?

ほかのクレマチス類と同様、食べさせないようにします。ASPCAはClematis spp.を猫、犬、馬に有毒としています。

フランスではどこに植えるとよいですか?

風を避けた壁際、パーゴラ、明るい場所の大きな鉢が適します。冷たい風と、重く水浸しになる土を避けます。

常緑の生け垣の代わりになりますか?

穏やかな気候で支えがある場合に限られます。構造物を覆う植物であり、自立した生け垣にはなりません。

似ている植物

植物の毒性について不明な点がある場合は、植物学または獣医学の専門家にご相談ください。