Great blue lobelia (Lobelia siphilitica, L.)

Lobelia siphiliticaはキキョウ科の直立する多年草です。適度に湿った土から湿潤な土を好み、ベランダ用のロベリアより野草らしい姿で青い花を咲かせます。NC Stateは食べた場合に人への低い毒性があるとしています。

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学名Lobelia siphilitica
属Lobelia
目Asterales

Great blue lobelia と Blue cardinal flower

基本情報
毒性
注意 : 人(子どもを含む), 猫, 犬 と 馬
管理の難易度
中程度
植物タイプ
宿根草 · 野草 · 屋外植物 · ウォーターガーデン植物 · 送粉者を呼ぶ植物
葉の性質
落葉
寿命
多年草
自生環境
湿った林縁、草地、岸辺、明るい林床、雨庭、湿り気を保つ自然風の花壇
季節性
開花期
夏秋
生育
休眠
冬季休眠
増やし方
種子, 株分け
気候と水やり
耐寒性
水やり
ごく少量
少なめ
普通
多め
非常に多い
耐乾性
いいえ
用土
土壌タイプ
湿った土, 湿潤土, 腐植質に富む土
光と置き場所
日照条件
屋外
草地, レインガーデン, 水辺の庭, 林縁
形態
高さ50–100 cm株張り30–60 cm
葉
緑
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 葉 1
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 葉 2
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 葉 3
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 葉 4
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 葉 5
花
青紫白
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 花 1
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 花 2
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 花 3
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 花 4
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 花 5
果実
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 果実 1
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 果実 2
樹形・草姿
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 樹形・草姿 1
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 樹形・草姿 2
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 樹形・草姿 3
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 樹形・草姿 4
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 樹形・草姿 5
樹皮
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 樹皮 1
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 樹皮 2
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 樹皮 3
Lobelia siphilitica:原産地と利用法 — 樹皮 4

基本情報

Lobelia siphilitica L.はキキョウ科の直立する多年草で、英語で Great blue lobelia と呼ばれます。湿った林縁や適度に湿った花壇で、澄んだ青い花を楽しめます。 1 2 9

NC Stateによれば、株立ちになり高さは約 60〜90 cm、青い筒状花が茎先の総状花序につきます。草地、自然風の植栽、河畔、雨庭、林縁などに適しています。 5

植え場所では、土の湿り気が安定していることが大切です。水はけと日照を重視する青花の園芸植物も多いなか、本種はより一定した土の水分を求めます。 9

ベニバナサワギキョウLobelia cardinalisと同属ですが、色の役割が異なります。一方は岸辺に濃い赤を添え、こちらは遠目にはより穏やかで自然な 涼感のある青 を添えます。 5 6

近縁種との違いを知ると配置もしやすくなります。ベニバナサワギキョウが岸辺の赤い焦点になるのに対し、本種は 湿った林縁 や穏やかな移行帯に調和します。 9 7

見分け方

茎は直立し、通常はあまり枝分かれしません。葉は互生し、葉柄がなく、披針形で縁に鋸歯があります。青色から青紫色の花は筒状で、二唇形です。 5

条件に応じて7〜10月に開花します。上部の葉腋から花が現れ、茎の頂部に密な総状花序をつくります。 5 8

青い花は幾何学的な構成より、自然な景観に向きます。乾燥した石や砂利の庭より、林縁、湿った草地、湿り気を保つ花壇になじみます。乾いた土では生育が停滞します。 9

ベランダ用の小型ロベリアとの違いは草姿で分かります。本種は湿った土に育つ直立性の多年草で、プランターを覆う一年草とは園芸での使い方が異なります。 5

分類のポイント

学名を確認する際の基準は Lobelia siphilitica L.です。Wikidata、POWO、WFO、IPNIの識別情報で、種とキキョウ科への所属を確認できます。 1 2 3

種小名siphiliticaは、かつてこの植物に帰された薬用利用に由来します。ただし、その歴史は使用を勧める根拠にはなりません。庭では花色と湿った土への適応が主な価値です。 8

ロベリア属には生理活性のあるアルカロイドが含まれます。園芸では穏やかな印象の多年草でも、NC Stateは食べた場合に人への低い毒性があるとし、注意を促しています。 5

送粉動物のための植物や雨庭の植物という位置付けは、食用であることを意味しません。観賞価値や生態的な役割と、食べないという扱いを両立させます。 7 5

栽培

根付かせる土は有機物に富み、適度に湿った状態から湿潤な状態 を保つものが適します。ぬれた土や湿った林縁には耐えますが、夏に乾く花壇ではすぐに傷みます。 5 9

明るい半日陰か、湿り気が安定した穏やかな日なたが適しています。乾いた日なたでは水分が不足し、濃い日陰では花つきが悪くなります。 7

株分けは株の若返りに役立ち、種まきは自然風の植栽での更新を助けます。ただし周囲には風が通る余地を残し、大きな隣の植物に覆われないようにします。 5

薄いマルチは有効ですが、株元を水没させ続けないようにします。湿り気を好むことと、根の周りに水が滞留した締まった土を好むことは同じではありません。 9

夏の管理は複雑ではありませんが、欠かすことはできません。葉が柔らかくしおれたら、水分が不足していないか、日陰の条件が合っているかをすぐに見直します。花茎が乾くまで対応を待つと、その開花を失うことが少なくありません。手遅れになってから回復を試みるより、安定した湿り気 を普段から保つほうが有効です。 5

利用

利用の中心は 青花を添える湿った林縁 です。水やりする花壇の縁、湿った草地、雨庭、緩やかな岸、明るい林床に、園芸一年草ほど作り込んだ印象のない青い縦線を添えます。 9

スゲ類、シダ、アスチルベ、水辺のアイリス、ベニバナサワギキョウ、暗い葉色の植物とよく合います。乾いた日なたの花壇より、みずみずしさを感じる構成に向きます。 7

花を訪れる生き物についてNC Stateは、チョウ、ハチドリ、送粉動物、益虫を引き寄せるとしています。自然風の庭で取り入れたい性質です。 5

乾くベランダや放置した鉢、砂利の庭にはあまり向きません。青い花色だけで選ばず、植え場所の条件を優先します。不適切な場所では期待どおりに育ちません。 9

植え合わせでは小さな群れを繰り返すと効果的です。スゲやシダの間に2〜3株ずつ配置すると、乾燥地の植物で囲んだ単植より自然です。青花の周りにも 湿り気 を感じさせる植物が合います。 7 9

同じ植物を繰り返すと、送粉動物も花の資源を見つけやすくなります。 5

注意点

NC Stateは、人に対する毒性の重症度を低いと分類しています。ただし、大量に食べてしまった場合には、ほかのロベリア類と同じ系統の症状が生じるおそれがあります。吐き気、嘔吐、下痢のほか、唾液が増える流涎、体の力が抜ける脱力、瞳孔の散大、けいれん、昏睡などが挙げられます。 5

挙げられる成分はロベラミン、ロベリンなどのアルカロイドと揮発油です。子どもや動物が花、葉、根、茎、種子、樹液を口に入れないようにします。 5

ここで参照する実用的な情報ではベニバナサワギキョウよりリスクは低いものの、ゼロではありません。扱いは 観賞専用 とし、植えて送粉動物を観察しても、味見はしません。 5

Lobelia siphiliticaは湿り気を保てれば、見かけ以上に丈夫な青花の多年草です。湿った土で観賞するための植物として育て、食用には扱いません。 9 5

主な参考文献

植物の毒性について不明な点がある場合は、植物学または獣医学の専門家にご相談ください。