ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor, Cav.)

ソライロアサガオ(Ipomoea tricolor Cav.)は、大きなラッパ形の花を朝に開くヒルガオ科のつる植物です。Heavenly Blueなどの品種があり、夏にはトレリスをすばやく覆います。種子には毒性があり、こぼれ種で増えるため、結実の管理が大切です。

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学名Ipomoea tricolor
属Ipomoea
目Solanales

ソライロアサガオ, セイヨウアサガオ, アメリカソライロアサガオ, Heavenly Blue morning glory と Morning glory

基本情報
毒性
注意 : 人(子どもを含む) · 有毒 : 猫, 犬 と 馬
管理の難易度
中程度
植物タイプ
一年草 · つる性植物 · 屋外植物 · 鉢植え植物 · 観賞植物 · 有毒植物 · 送粉者を呼ぶ植物
葉の性質
落葉
寿命
一年草
自生環境
暖地の一年草または寒さに弱い多年草。フランスでは日なたのトレリス、柵、大鉢で一年草として栽培されます。
季節性
開花期
夏秋
生育
休眠
冬季休眠
増やし方
種子
気候と水やり
耐寒性
水やり
ごく少量
少なめ
普通
多め
非常に多い
耐乾性
いいえ
用土
土壌タイプ
水はけのよい土, 湿った土, 一般的な土
光と置き場所
日照条件

日なた

屋外
トレリス, 壁際のボーダー, 風よけのある庭
鉢
大型コンテナ
形態
高さ200–400 cm株張り80–200 cm
葉
緑
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 葉 1
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 葉 2
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 葉 3
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 葉 4
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 葉 5
花
青紫ピンク白
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 花 1
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 花 2
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 花 3
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 花 4
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 花 5
樹形・草姿
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 樹形・草姿 1
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 樹形・草姿 2
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 樹形・草姿 3
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 樹形・草姿 4
ソライロアサガオ (Ipomoea tricolor):原産地と利用法 — 樹形・草姿 5

基本情報

ソライロアサガオ(Ipomoea tricolor Cav.)はメキシコ原産のヒルガオ科植物で、温帯の庭では一年生のつる植物として育てられます。青い花を咲かせるつるが、一季で支柱を覆います。 1 2 8

POWOはこの種を受容し、原産地をメキシコとしています。NC Stateによると、生育の速い観賞用のつる植物で、大きなラッパ形の花をつけ、トレリス、パーゴラ、柵、鉢、吊り鉢などに使われます。 2 5

よく似たIpomoea purpureaとは区別が必要です。どちらも旺盛につるを伸ばし、支えを必要としますが、ソライロアサガオはHeavenly Blueなどの品種に見られる明るい青で知られています。 5 6

花色を選ぶ際にも、この違いが役立ちます。澄んだ青を求めるならHeavenly Blueや近い品種、紫寄りの色ならI. purpureaが候補になります。どちらにも支柱やネットを用意します。 7 8

目立たない支柱を季節の青い景観に変える点が魅力です。一方で、種子の毒性とこぼれ種の管理には配慮が必要で、霜に耐える植物ではありません。 8 5

見分け方

緑色のしなやかな茎が支えに巻きつき、上へ伸びます。葉は心形で、しばしば毛があり、漏斗形ないしラッパ形の花が朝に開きます。 5

花色には青、紫、桃、白があり、中心部は淡色や黄色になることがよくあります。「Heavenly Blue」の鮮やかな青は、青い花を主体にした植栽に向いています。 8 5

一輪の花は短命ですが、次々に蕾が開きます。切り花として長く楽しむよりも、トレリスの景色を毎朝新しくする日々の開花が持ち味です。 5

果実は乾くと裂ける蒴果で、中には小さな黒い種子があります。NC Stateは種子に毒性があるとしています。花色だけでなく、結実後の管理も覚えておきたい特徴です。 5

一般的なアサガオ類の呼び名は混同の原因になります。I. tricolor、I. purpureaなどが広い呼び名で販売・紹介されるため、学名を確認すると、花色や必要な注意がどの植物に関するものか分かります。 2 6

分類のポイント

受容されている種名はIpomoea tricolor Cav.です。Wikidata、POWO、WFO、IPNIの識別情報は、この学名の植物を確認する手掛かりになります。 1 2 3

種小名tricolorは、青または紫の部分、淡い部分、黄色い喉部という花の配色に結びついています。NC Stateが挙げる旧名Convolvulus venustusは、古いラベルを読む際にも役立ちます。 5 4

「Heavenly Blue」「Flying Saucers」「Pearly Gates」「Blue Star」は花色などが異なる栽培品種です。いずれも、暖かさ、つるを支える構造、種子の管理という基本的な条件は共通しています。 5 6

ソライロアサガオは、青い花で垂直方向を彩りたい植栽の候補です。Ipomoea tricolorという学名を確認することで、同じような通称を持つ植物から区別して選べます。 8

栽培

種まきでは、硬い種子を一晩水に浸すか、表面を軽く傷つけ、一定の暖かさを保ちます。他の大型のアサガオ類と同じ考え方です。冷たく湿った土では、発芽まで長く待つことになります。 5

日なたと水はけのよい土でよく育ち、生育初期は土の湿り気を保ちます。暑さや、肥沃すぎない土にも対応しますが、大鉢では水切れによって花が急に減ることがあります。 5

植えつけ時に、つるの支えも決めておきます。トレリス、金網、軽いパーゴラ、垂直に張ったひも、手すりなどを利用できます。太すぎる支えや遅い設置では、整った目隠しにならず、つるが絡まりやすくなります。 8

大鉢栽培には、安定して倒れにくく排水できる容器を選びます。つるが急速に伸びて風を受け、背の低い一年草より水を使います。小鉢では乾きやすく、水切れによる開花の中断が起こりやすくなります。 5

季節の終わりには、霜で傷んだ茎を切り、蒴果を整理します。こぼれ種で増えすぎる庭では、種子が熟す前に花がらや果実を取り除くと管理しやすくなります。 5

利用

主な用途は、短期間で作る青い花の目隠しです。視線を遮ったり、新しいフェンスを彩ったり、ベランダに高さを加えたりできます。木本のつる植物なら定着に2年ほどかかる景色を、数週間で作ることもあります。 8

大型のプランターでも、垂直の支えと十分な用土があれば育てられます。吊り鉢にも使えますが、つるを誘導してカーテン状に仕立てた方が、姿を捉えやすくなります。 5

朝に開く青い花は、一日の早い時間に美しく見えます。午後の暑さが増す前に目に入る玄関、テラス、窓辺や朝の通り道に向く植物です。 8

植栽では、低い位置にブルーサルビア、春咲きのネモフィラ、明るい緑の葉ものなどを合わせられます。ソライロアサガオが縦の線を作り、低い植物が支柱の足元を覆います。 8

毒性

NC Stateは犬、猫、馬に対する毒性を示しています。種子を食べると、幻覚、吐き気、嘔吐、下痢、眠気など、さまざまな症状が起こることがあります。 5

人に対する毒性の程度は低いと記載されていますが、安全に食べられるという意味ではありません。種子は手の届かない場所に置き、種袋も食用の種子と混同しないよう保管します。 5 6

支柱を彩る美しい一年草ですが、口にする植物ではありません。子どもや動物のいる庭では、花を楽しみながら蒴果を管理し、落ちた種子も片づけます。 8 5

種子への配慮は、栽培の一部です。ソライロアサガオは短期間で多くの茎葉と種子を作るため、日当たりやトレリスを整えることと同じように、結実後の安全にも気を配ります。 5

主な参考文献

植物の毒性について不明な点がある場合は、植物学または獣医学の専門家にご相談ください。